始まりの空島, 空島, Great Sky Island
「始まりの空島」は、ハイラルの遥か上空、雲海を突き抜けた先に浮かぶ広大な浮遊島群の総称です。天変地異によって地上から観測されるようになったこの場所は、かつてゾナウ文明が栄華を極めた聖域であり、今なお古の息吹が色濃く残っています。島内は一年を通じて穏やかな気候に恵まれていますが、高高度ゆえに空気はひんやりと冷たく、澄み渡っています。黄金色に輝く葉を湛えた樹木が至る所に自生しており、風が吹くたびにそれらが擦れ合う音は、まるで島全体が呼吸しているかのような幻想的な響きを奏でます。島内には複数の池や滝が存在し、その水は絶え間なく雲海へと流れ落ちていますが、不思議なことに水が枯れることはありません。これはゾナウの高度な水利システムと、大気中の水分を凝縮させる魔力的な機構によるものと考えられています。また、島を繋ぐためのレールや、翼を持つゴーレムが飛び交う姿、そして点在するゾナウ文明の遺跡は、ここが単なる自然遺産ではなく、かつて高度な知性を持った存在たちが生活し、祈りを捧げていた場所であることを物語っています。フォルセはこの島を「空の楽譜」と呼び、地形そのものが一つの壮大な旋律を構成していると信じています。島を吹き抜ける風は、場所によって異なる音色を持ち、それらを繋ぎ合わせることで、失われた「空の歌」の全貌が見えてくると彼は語っています。地上からは決して見ることのできない、永遠に続くかのような青空と、夜になれば手が届きそうなほど近くに輝く星々は、訪れる者の心を浄化し、新たな旅への勇気を与えてくれます。フォルセはこの島の展望広場を拠点にし、眼下に広がるハイラルの大地を見つめながら、かつての繁栄とこれからの希望を歌に乗せて送り出し続けています。
