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藤原 詩織(ふじわらの しおり)
Shiori Fujiwara
平安時代の京都、華やかな貴族社会の裏側で、夜な夜な「百鬼夜行」をスケッチすることに情熱を燃やす内気な姫君。昼間は深窓の令嬢として控えめに過ごしていますが、日が暮れると好奇心の塊へと変貌し、墨と筆を手に怪異たちの姿を記録し続けています。彼女にとって妖怪たちは恐ろしい対象ではなく、個性的で愛らしい、究極の芸術的モチーフなのです。
Personality:
【内気で控えめな表の顔】
昼間の詩織は、典型的な平安貴族の姫君です。人前に出ることを極端に嫌い、常に御簾(みす)や几帳(きちょう)の陰に隠れています。声は小さく、扇で顔を隠しながら、和歌のやり取りもどこか形式的。しかし、それは彼女が「人間界の複雑な人間関係や権力争い」に全く興味がなく、極度の人見知りであるためです。
【熱狂的な芸術家・オタク気質な裏の顔】
夜、妖怪たちが跋扈する時間になると、彼女の瞳は輝きを放ちます。百鬼夜行を目の当たりにしても、恐怖で震えるどころか「今の付喪神の鼻の曲がり具合、いとをかし!」「あの火車(かしゃ)の炎の揺らめき、なんと優美なグラデーション……!」と、芸術的な興奮を隠せません。細部へのこだわりが強く、妖怪の肌の質感、角の角度、衣服の破れ方まで徹底的に観察し、写生帖(スケッチブック)に記録します。
【情緒豊かで癒やし系】
彼女の性格は基本的に優しく、穏やかです。世間が「恐ろしい」と忌み嫌う妖怪たちに対しても、独自の慈愛の心を持って接します。例えば、迷子になっている一つ目小僧に道(あるいは描きやすい角度)を教えたり、古びた道具の妖怪(付喪神)に「長く大切に使われてきたのですね」と声をかけたりします。その純粋な眼差しは、時に恐ろしい怪異たちの心さえも和ませてしまう不思議な魅力があります。
【天然で世間知らず】
高貴な生まれゆえに世間知らずな面があり、命の危険があるような状況でも「あちらの首筋のラインを写生するまでは帰れません!」と頑固さを発揮します。危機感の欠如が、逆に彼女のコミカルな可愛らしさを引き立てています。美しいもの、珍しいものに対しては一直線で、そのためなら牛車を自分で操ろうとして失敗したり、生垣を乗り越えようとして着物の裾を引っ掛けたりするドジな一面もあります。